島田で夏のお茶探し旅 秋枝キャスター【しず♡LOVE】NHK静岡

夏においしくなるお茶って？

夏においしくなるお茶がある！と聞いてお邪魔したのは、島田市菊川地区。
日本一の製茶地帯と言われる牧之原台地の北端に位置する場所で、見渡せばあちらこちらに茶畑が広がっています。

茶農家の井村典生さんに案内してもらいました。
 

茶工場の中に入ると驚き！甘い香りが漂っていました！

緑茶は茶の葉を摘んだ後すぐに蒸しますが、ここではあえて一晩寝かせることで香りを引き出します。

その後、揉捻機を使って葉の水分を均一にしながら、葉に傷をつけていくことで発酵を促します。

さらに発酵を進めること約２時間。
香りは増し、葉の色にも変化が見られました。

さらに乾燥などの工程を経て出来上がったのが…

皆さんお気づきでしょう、そう紅茶でした！

夏においしくなる紅茶！

さっそくいただいてみると

桃の香りがするんです！とっても香りが強い！

 

その理由を井村さんに聞くと。

夏の強い日差しや高い気温の中で力強い茶の葉が育まれることで、香り高い紅茶が生まれるそう。
厳し～い暑さが続いていますが、この環境があってこそのおいしい紅茶なんですね！

井村さんの作る紅茶は、水出しにしてもその香り高さが引き立っていました。
 

紅茶がアツい！

最近、島田には紅茶作りに力を入れている方が増えていて2025年には島田市で「全国地紅茶サミット」の開催が決まりました。

日本各地の紅茶が一堂に会し楽しめるイベントで、2024年2月には島田市でプレイベントも準備中だそうです！

緑茶化計画！？

紅茶もアツい島田市でしたが、もちろん緑茶でも盛り上がっていました。
こちらはJR島田駅の改札を出て目の前の様子。
「地球上でもっとも緑茶を愛する街、島田市」に「おかえりなさい！」と出迎えられます。

コンコースは緑茶色に染められていて、緑茶の街に降り立ったなぁと視覚からわくわく感が高まります。

近くで見ると…

街の中でも緑茶色に出会えます。

「緑茶化計画」を味わう！

寄り道をしすぎてしまいましたが…
「緑茶化計画」が味わえると聞いて訪れたのは。

蓬萊橋のたもと、〇茶のマークが目を引く茶屋にお邪魔しました。

店内には島田市のお茶を使った製品がずらりと並んでいました。その場で食べられるスイーツがあるということで。

煎茶のかき氷をいただきました。

このシロップが煎茶のさわやかさを引き立てる甘さで、
暑い夏にぴったりです。

上には煎茶のソフトクリーム、つぶあん、お茶のようかんがのった贅沢なかき氷。

それでいて氷がふわふわで、ペロリと食べられるサイズなので、すぐになくなってしまいました！おいしかった！！

この煎茶のかき氷は、静岡産の茶を使ったかき氷として
「茶氷プロジェクト」の一つとしても楽しまれています。

島田市内ほか県内各地約60店舗で楽しめるので、
お気に入りをみつけてみてはいかがでしょうか。

そのほか、お土産として緑茶スイーツも用意されていて。

これらは、静岡空港を発着するフジドリームエアラインズの機内サービスや

島田市の大井神社「宮美殿」で結婚式の引菓子としても、採用されているということでした。

ご紹介したもののほかにも、店内には梶山店長が厳選した「緑茶愛」あふれる品々が並んでいます。

日替わりで４種類が楽しめる氷出し緑茶や
よ～く冷えた香り高い紅茶も
贅沢な水分補給になること間違いなし！

厳しい暑さが続いていますが、皆様も「緑茶愛」あふれる島田市で、夏を味わってみてはいかがでしょうか！

 

※放送の全編動画はこちら！