大相撲をより楽しく!相撲の疑問!お答えします♪
- 2023年07月06日
たっぷり静岡 大相撲の“疑問”にお答えします!
たっぷり静岡キャスターの片平和宏です。
たっぷり静岡を担当しながら、大相撲中継にも携わっています。
大相撲名古屋場所が7月9日(日)に初日を迎えます。
幕内・翠富士と十両・熱海富士をはじめ、静岡出身の力士たちの活躍が期待されます。
そこで、今回のWEB特集では「これが気になる!相撲の疑問」。
たっぷり静岡のキャスター・気象予報士に、相撲について日頃から疑問に思っていることを
ぶつけてもらいました。
読んでいただき、名古屋場所をさらに楽しんでいただければ幸いです。
【村田優歌キャスターの疑問】
「翠富士や熱海富士はどれくらいすごいの!?」
静岡出身の焼津市出身・翠富士と熱海市出身・熱海富士が活躍していますが、
大相撲の番付を理解すると“いかにすごいのか!”わかると思います。
大相撲は番付社会といわれていて、下から序ノ口、序二段、三段目、幕下、十両、幕内と分かれており、この頂点にいるのが“横綱”です。
いまは力士がおよそ630人いて、幕内と十両は70人ほど。十両と幕下の間に大きな差があり、十両以上は関取といわれます。
関取は化粧まわしをつけて土俵入りがあり、銀杏の形をした大銀杏を結うことができます。
稽古場では白い廻しをつけて、身の回りの世話をする付け人がついて生活が大きく変わります。力士たちは関取を目指して日々稽古に取り組んでいます!
翠富士は幕内。熱海富士は十両にいて、二人は関取です。
名古屋場所の番付は翠富士が幕内の東前頭3枚目。熱海富士は十両の西筆頭にいます。
翠富士は大関や関脇などの役力士との対戦が組まれます。熱海富士も幕内復帰まであと少しとしています!
幕下以下にも特徴があって将来が楽しみな静岡出身の力士たちが多くいます! ぜひ注目してみてください!
【後藤康之アナの疑問】
「いままで見た珍しい決まり手は!?」
相撲の決まり手は全部で「82手」あります。
その中でも押し出しや寄り切りの決まり手で勝敗が決まることが多いです。
私が中継を担当した中では、「後ろもたれ」という珍しい決まり手になりかけたことがありました。
相手に背を向けて、もたれこむように土俵の外に出す決まり手です。
後藤アナで実演してみました。
後藤アナが負けた力士です。
私が背中で後藤アナを押して、後藤アナは土俵の外に出して勝った想定です。
ただ実際の取組では、行司軍配差し違いとなり勝った力士が代わってしまいました。
先輩アナウンサーに
「決まり手が“後ろもたれ”から“送り引き落とし”になったのはわかった!?」と放送後アドバイスもらいました。
まだまだ修行中の身の私、勉強不足でわかりませんでした。 決まり手も大事ですが、取組のなかにある勝負を分けたポイントを逃さないように放送に臨んでいます。
【伊藤麻衣気象予報士の疑問】
「相撲と天気の関係は!?」
ごめんなさい・・・!相撲と天気の明確な関係はわかりません。
ですが、冬は体を動かす時間を長くして温めてから稽古する。夏は痩せないようにしていると聞いたことがあります。
1年で6場所ある大相撲。季節の移ろいやその日の天気を意識する機会はとても多いです。
1月の初場所は寒く感じますし、7月の名古屋場所は本当に暑いです。
また11月の九州場所が行われる福岡国際センターは海に近いところにあります。
玄界灘から流れる冷たい風が、色とりどりの長方形の力士幟を揺らして、竹がミシミシと音がなります。
さて、この写真を見て、何か感じませんか!?
名古屋場所前に熱海富士関にインタビューさせてもらいました。
実はちょっと“日焼け”しています。
暑い名古屋場所では、稽古場の土俵が部屋の中でなく、屋外の屋根の下にあるんです。
そのため日焼けしているとか。
名古屋場所にはちょっと日焼けした力士もいます。場所それぞれで四季折々の違いを見ても楽しいと思います!
【安川侑希キャスターの疑問】
「相撲アナは実況に向けてどんな準備をしているの!?」
ちょっとお恥ずかしいのですが、私自身はこんな準備をしている、ということで特別にお見せします。
実況のために作っているノートです。
前日になると対戦(割)が出てきます。
それが出てから、特徴や今場所相撲内容をメモして放送に臨んでいます。
15日間、取組の内容を書き留めておきます。
力士の特徴を理解するのはもちろんですが、
メモを取りながら相撲を見ていくことで、自分の相撲を見る目も養っています。
大相撲名古屋場所は7月9日(日)に初日を迎えます。
翠富士は幕内上位との対戦が組まれます。熱海富士は幕内復帰を目指して土俵に上がります。
静岡郷土力士を応援しましょう!