静岡旅 函南町 酪農の町 グルメと牛の乳しぼり体験!
- 2023年06月21日
NHK静岡の「たっぷり静岡」のコーナーしず♡LOVEでは、アナウンサー・キャスターが静岡県内の市や町を体当たりで取材します。
今回、私が旅したのは、伊豆半島の付け根にある函南町。
住宅地や別荘地が広がる一方、古くから酪農が盛んです。
カメラを片手に酪農のまちをたずねてみたら、素敵な出会いがたくさんありました!
取材 静岡局 大窪愛キャスター
標高250mにある函南町の丹那地区。
気候の涼しさなどを生かし、明治時代から140年以上酪農が続いています。
片野恵介さんの牧場では、約140頭の牛を飼育。
豊かな自然の中、牛たちがのびのびと暮らしていました。
突然ですが、クイズ。一頭から一日にとれる牛乳の量は、どのくらいだと思いますか?
正解は・・・
一日およそ30リットル!!
こんなに多いんですね。
搾乳は365日、1日2回行われます。しぼりたての生乳は、すぐ近くの工場に運ばれ、新鮮な状態で出荷。
鮮度の良さと牛の暮らしやすい環境が、おいしさの秘訣です。
何よりも山々に囲まれているこの自然豊かなところで牛が飼われているところがいいのでは!
140年以上続く函南の酪農。その原点を感じられる施設があります。
県内外から年間20万人がおとずれる体験型の農場「酪農王国オラッチェ」。入場は無料。
子どもたちが動物たちと触れ合ったり、エサをやったり。取材した日も、家族連れでにぎわっていました。
この中でも人気の、昔ながらの「牛の乳しぼり」を体験しました!
OKマークをしたあと、親指と人差し指をきゅっとにぎります。
他の指を下ろしてださい。
牛が驚かないように、ぽんぽんと触ってスタートです。
まず感じたのは牛のあたたかさ。最初はなかなか絞ることが出来ず、苦戦したものの…
磯野さんに教えて頂いたように、少し力をいれたら、勢いよく出てきました!
なれたら順調に絞ることができましたが・・・。
どのくらい絞れたんでしょう?
少ししかないので、50mlくらい…
一頭一日およそ30リットルと考えると、ほんのわずか。
いまは機械で絞っているところがほとんどだということですが、昔はこうやって手で絞っていたと思うと、大変さを体感することができました。
この施設の名物は、丹那の新鮮な牛乳を使ったソフトクリーム。
函南町では丹那の牛乳を使った特産品がたくさんあるんです。
こちらは、函南町が特産品に認定している「函南ブランド」の一部。
牛乳やヨーグルト、バター。丹那牛乳が使われたミルクそばやうどんなども!
さらに地域の道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」では…
蛇口をひねると、なんとヨーグルトが出てくる、その名も「蛇口ヨーグルト」があります。
牛乳の魅力を知ってもらおうと2022年に設置。
濃厚ながら後味さっぱりとしたヨーグルトが楽しめます。
まさにミルク尽くしの函南町、ぜひ遊びに行ってみてください!
動画はこちらから