方領土「安全保障環境を
議論することが大切」首相

安倍総理大臣は17日夜、民放の番組で、北方領土はロシアにとって安全保障上、重要な地域となっているとして、領土問題の解決にはアメリカとの関係も含めた安全保障上の課題を克服する必要があるという認識を示しました。

この中で安倍総理大臣は、北方領土問題について「北方領土はロシアにとって安全保障上、重要な地域となっている。アメリカとロシアの関係も交渉に影響してくる」と述べました。

そのうえで「安全保障環境をお互いがどう考えているか、しっかりと議論していくことが大切だ」と述べ、北方領土問題の解決には、アメリカとの関係も含めた安全保障上の課題を克服する必要があるという認識を示しました。

また、ロシアのプーチン大統領が年末までに前提条件をつけずに平和条約を締結することを提案したことについて「いろんな変化球を投げてくる。その変化球をただ恐れていたのではだめで、さらにほぐしていくことが必要だ」と述べました。