導的地位の女性割合
30%程度」目標を先送りに

政府は、ことしまでに社会の指導的地位に占める女性の割合を30%程度にするとした目標を先送りし、2030年代に指導的地位にある男女の比率が同水準になることを目指すとする新たな目標を掲げる方針を固めました。

女性の社会進出を後押しするため、政府は、社会の指導的地位に占める女性の割合をことし2020年までに30%程度にするとした目標を掲げていましたが、国家公務員や民間企業の女性管理職の割合が依然として低い水準にあることなどから達成は困難だとして、対応を検討してきました。

その結果、ことしまでの目標の達成を断念し、達成を目指す時期を「2020年代の可能なかぎり早期に」へと変更し、先送りすることになりました。

一方で「2030年代には、誰もが性別を意識することなく活躍でき、指導的地位にある人々の性別に偏りがないような社会となることを目指す」として、2030年代に指導的地位にある男女の比率が同水準になることを目指すとする新たな目標を掲げる方針を固めました。

政府は、来年度からの5年間で実施する第5次の男女共同参画基本計画に新たな目標を明記する方針です。