どもできても仕事」
過去最高 内閣府調査

男女共同参画社会に関する内閣府の世論調査で、女性の就業について、「子どもができてもずっと職業を続けるほうがよい」と答えた人が61%に上り、前回3年前の調査より7ポイント増えて過去最高となりました。

内閣府は、ことし9月、18歳以上の男女5000人を対象に、男女共同参画社会に関する世論調査を行い、53%にあたる2645人から回答を得ました。

この中で、女性の就業に対する考え方を聞いたところ「子どもができても、ずっと職業を続けるほうがよい」という答えが最も多く、61%でした。

これは、前回3年前の調査より7ポイント増え、平成4年の調査開始以来、最も高くなりました。これ以外の答えでは「子どもができたら、やめ、大きくなったら再び職業をもつほうがよい」が20%、「子どもができるまでは職業をもつほうがよい」が7%、「結婚するまでは職業をもつほうがよい」が5%でした。

また、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方について尋ねたところ、「賛成」と答えた人は35%だったのに対し、「反対」は60%でした。

「賛成」の35%は前回3年前の調査より6ポイント低く、過去最低となりました。

内閣府の担当者は「女性の就業に賛同する考えが、より一般的になってきた。男性の家事や育児への参加促進など、仕事と家庭の両立に向けた支援を進めていきたい」と話しています。