米やG7で協調を”
財務相と米財務長官電話会談

新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を与えるという懸念が高まる中、麻生副総理兼財務大臣は日本時間の17日夜、アメリカのムニューシン財務長官と電話会談を行い、日米の2国間やG7=主要7か国の間で協調して対応を進めていくことで一致しました。

麻生副総理兼財務大臣は、日本時間の17日午後8時45分ごろから、アメリカのムニューシン財務長官と電話で会談しました。

この中で、日米両国は新型コロナウイルスの感染拡大が金融市場に与える影響を注意深く監視し、世界経済を下方リスクから守るためにすべての適切な政策手段を使うことを再確認しました。

そして今後、市場や経済の動向について緊密に意見交換を行うとともに、日米の2国間やG7の間で協調して対応を進めていくことで一致しました。

会談のあと麻生大臣は記者団に対し、G7の財務相・中央銀行総裁による電話会議を早期に開催することを提案したと明らかにしたうえで、「世界経済をリードする日米の財務大臣がいち早く電話会談できたことには大きな意義がある」と述べました。

日本時間の16日夜、テレビ会議を開いたG7の首脳は、声明で各国の財務相らに対し効果的な対応を策定することを求めていて、今回の会談はこれを受けて行われました。