相 中国副主席など
19か国の要人と会談

安倍総理大臣は22日の「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」に参列した各国の要人と連日、相次いで会談していて、23日は中国の王岐山国家副主席やアメリカのチャオ運輸長官など、19か国の要人と2国間関係や地域情勢などをめぐって意見を交わしました。

22日の「即位礼正殿の儀」には191の国や地域、国際機関の代表らが参列し、安倍総理大臣は23日、このうち19か国の代表とそれぞれ10分から20分ほど会談しました。

中国の王岐山国家副主席との会談で安倍総理大臣は来年春の習近平国家主席の日本訪問を有意義なものにするため、協力していくことを確認する一方、先月、中国国内で拘束された北海道大学の男性教授を含め、拘束されている日本人の早期帰国に向けて中国側の前向きな対応を求めました。

アメリカのチャオ運輸長官とはおよそ15分間会談し、安倍総理大臣は「即位礼正殿の儀」に際して、アメリカのトランプ大統領からお祝いの声明が送られたことに謝意を伝えました。そのうえで両国間で正式に署名された日米の新たな貿易協定に触れ「協定も活用して両国間の経済をさらに発展させ、日米関係を一層強化していきたい」と述べました。

このほか安倍総理大臣はドイツのシュタインマイヤー大統領、パキスタンのアルビ大統領などとも会談し、2国間関係や地域情勢などをめぐって意見を交わしました。