日米豪「由で開かれた
インド太平洋へ協力強化」

海洋進出を強める中国を念頭に、河野外務大臣は、アメリカ、オーストラリアの外相と会談を行い、南シナ海の現状について懸念を共有したうえで、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、3か国の協力を強化していくことで一致しました。

河野外務大臣は、日本時間の1日夕方、訪問先のタイで、アメリカのポンペイオ国務長官、オーストラリアのペイン外相と日米豪3か国の会談を行いました。

この中で、3閣僚は、東シナ海や南シナ海、南太平洋でも海洋進出を強める中国を念頭に、特に南シナ海での軍事拠点化の現状について懸念を共有しました。

そのうえで、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、3か国が海洋安全保障などの分野で協力を強化していくことで一致しました。

一方、今回の会談では、アメリカが結成を目指しているホルムズ海峡の安全確保に向けた有志連合の構想は話し合われなかったということです。