院選公示前 最後の日曜
各党が政策訴え

来月4日に参議院選挙が公示される前、最後の日曜日となる30日、各党の党首らは街頭で演説するなどして政策を訴えました。

自民 岸田政調会長

自民党の岸田政務調査会長は、広島市で街頭演説し、「令和になって初めての国政選挙で、新しい時代をどうやって切りひらいていくのか、そして日本は元気で心豊かな国であり続けることができるかが問われる大変重要な選挙だ。自民党の公約をしっかり見てもらい、共感を持ってもらい、令和の時代の日本の姿はこれだというものを国民に選んでもらう選挙にしたい」と述べました。

公明 山口代表

公明党の山口代表は、兵庫県川西市で街頭演説し、「今、世界の荒波のなかで分断と対立をあおる流れもあり、日本は政治が安定しなければ、この荒波を乗り越えることはできない。政権が安定し、世界のリーダーシップをとっていける日本でなくてはならない」と述べました。

立民 枝野代表

立憲民主党の枝野代表は、埼玉県川越市で街頭演説し、「所得を押し上げ、家計から始まる経済に転換していかないといけない。介護職員と保育士の賃金は、政治の力で上げることができる。低賃金や重労働で頑張っている人たちの賃金を上げるため、限られた予算だが、しっかりと回していく」と訴えました。

国民 玉木代表

国民民主党の玉木代表は、福島市で街頭演説し、「うそやごまかしがまん延する政治は、変えなくてはならない。求めた資料もデータも出てこない。やっと出てきたと思ったら、間違っているか、改ざんされている。こんなことでは議会制民主主義の前提が壊れてしまう」と訴えました。

共産 志位委員長

共産党の志位委員長は、東京都内で街頭演説し、「安倍総理大臣は、『憲法を論じる党か、論じない党かが争点だ』と言っているが、安倍9条改憲を許してよいかどうかが争点だ。憲法を守らない、ないがしろにする政治こそ、変えていこう」と訴えました。

維新 松井代表

日本維新の会の松井代表は、大阪府庁で記者団に対し、「まず訴えたいことは、消費税の増税の凍結であり、社会保障制度の抜本的な見直しだ。持続可能な日本を作るための仕組み・システムについて、ぜひ議論していきたい」と述べました。

社民 吉川幹事長

社民党の吉川幹事長は、東京都内で街頭演説し、「憲法9条が戦後の日本の平和を守ってきたのは間違いない。9条に手をつけようとする安倍政権にノーを突きつけよう」と訴えました。