料ない→分からない→
記憶ないがパターン」福山氏

厚生労働省の統計不正問題について、立憲民主党の福山幹事長は、会派の参議院議員総会で、「総理大臣官邸の秘書官の関与の疑いが濃くなった。安倍政権は『資料がない』から始まり、『分からない』となり、行き着くところまで行くと『記憶がない』と言いだすのが大体のパターンだ。しっかり追及していかなければならない」と述べました。

海外事例も踏まえ提言へ

厚生労働省の統計不正問題を受け、立憲民主党は、政府の統計のあり方を検討する作業チームの初会合を開き、海外の事例も踏まえ提言をまとめる方針を確認しました。

初会合では最初に、座長を務める高井崇志・総務部会長が「民主主義の根幹を揺るがす、重大な事態だが、統計改革をやる契機になる」と述べました。

このあと統計の在り方をめぐって意見交換が行われ、出席者からは「統計学の専門家を増やす必要がある」といった指摘や、「各省庁の統計を一元化するため、『統計庁』の設置を検討すべきだ」といった声が出されました。そして、作業チームとして、今後、海外の事例も踏まえ、提言をまとめる方針を確認しました。