維新政調会長が陳謝 ウィシュマさんめぐる梅村みずほ議員発言で

入管施設で亡くなったスリランカ人女性に関する、日本維新の会の梅村みずほ参議院議員の発言について、音喜多政務調査会長は、国会で「ご遺族に深くおわび申し上げます」と陳謝しました。

2021年、名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが収容中に体調不良を訴えて死亡した問題で、日本維新の会の梅村みずほ参議院議員は、法務委員会で「ハンガーストライキかもしれない」などと繰り返し発言し、与野党から「人権感覚を疑う」と批判が出ていました。

これを受けて、日本維新の会の音喜多政務調査会長は、5月23日の法務委員会で「一連の発言は、十分に根拠のない、問題提起の範囲を超えた不適切な内容や、静ひつな委員会の場を乱すものが含まれていた。不快で、また悲しい思いをされたウィシュマさんのご遺族、多くの関係者の皆様に深くおわび申し上げます」と陳謝しました。

そして、議題となっている外国人の収容の在り方を見直す入管法の改正案について、「より丁寧、真摯(しんし)に、議論すべきことはしっかりと議論を重ねていきたい」と述べました。

梅村議員について、日本維新の会は、法務委員会から外し、党として処分を検討しています。