福井県知事選挙 現職の杉本達治氏 2回目の当選

現職と新人の2人の争いとなった福井県知事選挙は、無所属の現職で、自民党、立憲民主党、公明党が推薦した杉本達治氏(60)が2回目の当選を果たしました。

福井県知事選挙の結果です。

杉本達治、無所属・現。当選。28万2097票。

金元幸枝、共産・新。3万2778票。

自民党、立憲民主党、公明党が推薦した現職の杉本氏が、共産党の新人、金元氏を抑えて2回目の当選を果たしました。

杉本氏は、岐阜県出身の60歳。昭和61年に当時の自治省に入り、福井県の副知事や総務省の部長などを務めたあと、前回、4年前の福井県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で、杉本氏は新型コロナウイルスの感染対策や子育て支援の充実など、1期4年の実績を強調するとともに、来年、北陸新幹線が福井県内まで延伸するのをきっかけに、企業誘致や観光振興を図り、地域経済を活性化させるなどと訴えました。

杉本氏は「1期目の県政をしっかりと担えたという評価をもらえたと思っている。まずは、来年の春に県内に延伸する北陸新幹線の開業効果を全県に広げ、女性の活躍や子育て支援、医療や介護支援の充実などの社会福祉政策を実現していきたい」と述べました。

投票率は51.08%と、前回・4年前の選挙と比べて7ポイント余り低くなりました。