ガーシー議員への処分 3番目に重い「陳謝」へ 参議院

初当選後、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー議員に対し参議院は、4つある処分のうち、3番目に重い「議場での陳謝」とする見通しです。

NHK党のガーシー参議院議員は、UAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとして、去年の初当選以降、一度も国会に登院していません。

参議院懲罰委員会が2月21日、処分内容を決めるのを前に、自民党と立憲民主党の参議院幹事長らが国会内で会談しました。

この中で、立憲民主党が「野党の中には時間をかけず、4つある処分の中で最も重い『除名』にすべきだという考えもある」と伝えたのに対し、自民党は「国会議員の身分に関わるため、一致した対応が望ましく『陳謝』を主張する会派のほうが多い」という考えを示しました。

そして、協議の結果、3番目に重い「議場での陳謝」の処分にすべきだという認識で一致しました。

このあと、両党の幹部が公明党、日本維新の会、共産党、国民民主党と調整したところ、いずれも賛同する意向を示しました。

このため、ガーシー議員に対する「議場での陳謝」の処分は、21日の懲罰委員会を経て、22日の本会議で正式に決まる見通しとなりました。

懲罰委員会は、ガーシー議員が「陳謝」に応じない場合には、再び処分を検討する方向で調整を進めています。

参議院 懲罰委員会で全会一致で決定

国会への欠席を続けるNHK党のガーシー参議院議員に対し、参議院の懲罰委員会は、4つある処分のうち、3番目に重い
「議場での陳謝」とすることを全会一致で決定しました。22日の本会議で正式に決まり、本人側に伝えられる見通しです。