ガーシー参院議員「3月に戻ってくるか決めかねている状況」

海外に滞在し、国会を欠席し続けているガーシー参議院議員について、懲罰委員会で処分の可否が審査されることになりました。
ガーシー議員は、これまで「3月に帰国する」としてきましたが、所属するNHK党の立花党首は、「3月に戻ってくるかどうか、決めかねている状況だ」と述べました。

NHK党のガーシー参議院議員は、UAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとして、去年の選挙で初当選したあと一度も国会に登院していません。

尾辻参議院議長は、ガーシー議員に対し、国会法に基づく書面の「招状」を出して出席を求めましたが、2月8日の本会議も欠席したことなどから、処分の可否について審査するため懲罰委員会に付託しました。

参議院によりますと、「招状」を出したうえで懲罰委員会に付託した例は初めてだということです。

これに先立って、NHK党の立花党首は尾辻議長と面会し、「日本に帰ってくると、不当な罪を着せられるおそれがある」などと、2月8日の本会議欠席の理由を記した書面を提出しました。

ガーシー議員は、これまで「3月上旬に帰国する」としてきましたが、立花党首は記者団に対し、「3月に戻ってくるかどうか、決めかねている状況だ」と述べました。