ガーシー議員に国会出席求め招状 N党政調会長「処分は想定内」

国会への欠席を続けるNHK党のガーシー参議院議員に対し、尾辻参議院議長は、国会法に基づいて、出席を求める書面「招状」を発出しました。ガーシー議員が出席要請に応じない場合には、懲罰の手続きが進められる見通しです。

NHK党のガーシー議員は、UAE=アラブ首長国連邦に滞在しているとして、去年の選挙で初当選したあと国会に登院しておらず、欠席を続けています。

尾辻参議院議長は1月30日午後、党の浜田政策調査会長らを呼び、今の国会でも、召集日から7日間欠席が続いたとして、国会法124条に基づいて、出席を求める書面「招状」を手渡しました。

そして「きょうから7日以内に、なお理由なく出席しない場合は、懲罰委員会に付されることになる」と伝えました。

N党 浜田政策調査会長「懲罰委の処分は想定の範囲内」

このあと、浜田氏は記者団に「本人は3月に帰国して登院する意思を示しており、1週間以内に帰ってくることはないと思うので、懲罰委員会で何らかの処分が下されることは想定の範囲内だ。参議院として多様性を重視する姿勢を見せてほしい」と述べました。

参議院によりますと「招状」が発出されたのは、74年前の1949年以来、2度目だということです。