マスク着用 3月前半にも 屋内・屋外問わず個人判断に

新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は10日、対策本部を持ち回りで開いて、来月前半にも緩和し、屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることを決定することにしています。

マスクの着用は現在、屋内では原則として推奨されていますが、政府は新型コロナの感染症法上の位置づけを5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行するのを見据え見直しを進めています。

岸田総理大臣は10日、加藤厚生労働大臣らと着用を緩和する時期などを協議することにしています。

そして、新規感染者数が全国的に減少傾向にあることや、周知などに一定の期間が必要なことなどを考慮して、来月前半にも緩和し、屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を確認する見通しです。

その後、専門家の意見も聞いたうえで、政府は新型コロナ対策本部を持ち回りで開いて、こうした方針を決定することにしています。

これにあわせて厚生労働省は、高齢者をはじめ重症化リスクの高い人が混雑した場所に行く場合など着用が有効なケースを周知することにしています。