地元山口の安倍元首相事務所 看板下ろし閉鎖 昭恵さんも参加 山口 下関

安倍元総理大臣の山口県下関市にある事務所で12月28日、妻の昭恵さんも参加して掲げられていた看板が下ろされ、30年以上にわたって政治活動の拠点となった事務所が閉鎖されました。

安倍元総理大臣は、外務大臣を務めた父・晋太郎氏のあとを継いで、31年前の平成3年から下関市東大和町の事務所を地元での政治活動の拠点としてきました。

ことし7月、安倍元総理大臣が選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなったことを受けて、事務所は閉鎖されることになり、関係者が集まる中、午後2時ごろに妻の昭恵さんが到着しました。

事務所の中の様子は公開されませんでしたが、昭恵さんは集まった人たちに政治活動を支えてもらったことへの感謝のことばを述べたということです。

その後、昭恵さんは目に涙を浮かべながら、関係者とともに「あべ晋三事務所」と書かれた看板を下ろしました。

安倍晋三後援会の伊藤昭男会長は「事件から5か月余りがたちますが、安倍元総理大臣の無念や昭恵夫人の悲しみを思うと今も胸がはり裂けそうです。親子2代でお世話になった下関の皆様にも感謝を伝えたいです」と話していました。