岸田首相 山際氏のコロナ対策本部長就任は「党の総合的判断」

旧統一教会との関係を批判され辞任した山際前経済再生担当大臣が、自民党の新型コロナ対策本部長に就任したことについて、岸田総理大臣は本人の経歴などを踏まえた、党としての総合的な判断だという認識を示しました。

衆議院厚生労働委員会では、政府の新型コロナ対策などを担当し、10月辞任した山際前大臣が、自民党の新型コロナ対策本部の本部長に就任したことについても議論が行われました。

この中で立憲民主党は「山際前大臣は『覚えていない』を連発していた。今後の新型コロナ対策は緊張感を持たなければ過去最悪の事態を招くかもしれない。政府・与党はコロナ対策を軽んじている。人事は撤回すべきだ」と指摘しました。

これに対し岸田総理大臣は「党の人事の理由や内容について、私の立場から申し上げることは適切ではないが、その人物のこれまでの経歴や経験を踏まえ、総合的に判断したものと承知している。緊張感を持って対応すべきというのはそのとおりで、組織として、しっかり政府・与党一体感を持って対応していく」と述べました。