都立高入試 英語スピーキングテスト活用 男女別定員も見直し

来年度の都立高校の入試の実施要綱が決まり、英語の「スピーキングテスト」が活用されるほか、男女別で設けられている定員がさらに見直され、全体の定員の2割が性別に関係なく得点順で合否が判定されることになりました。

東京都教育委員会は来年度の都立高校入試の実施要綱を決めました。

それによりますと、英語で話す力を身につけてもらおうと、来月27日に英語の「スピーキングテスト」を行います。

生徒がタブレット端末で録音した解答の音声を民間の会社が採点することになっていて、発音やイントネーション、文法が正しいかなどを踏まえて6段階の点数になります。

また、全日制普通科の入試がある108の都立高校すべてで設けられている男女別の定員について、全体の定員の2割を性別に関係なく得点順で合否を判定することになりました。

都の教育委員会は男女別の定員について段階的に見直す方針を示していて、今年度の入試では全体の定員の1割を性別に関係なく得点順で合否を判定する緩和措置を行っていました。

都の教育委員会は来年度の入試結果を分析したうえで令和6年度以降、男女別の定員を撤廃したい考えです。