離党勧告処分の維新 吉田豊史衆議院議員 党本部に異議申し立て

日本維新の会から離党勧告の処分を受けていた吉田豊史衆議院議員は10月5日、党本部に異議申し立てを行いました。

日本維新の会は9月29日、吉田豊史衆議院議員が、ことし7月の参議院選挙に比例代表で立候補した上野蛍氏に対し、支援にあたって1000万円を要求したなどとして、離党勧告の処分にすることを決めました。

吉田氏の事務所によりますと、この決定に対し5日夕方、党本部に異議申し立ての文書を郵送したということです。

これについて事務所は「吉田氏は異議申し立て後の党本部の動きを待つとしていて、当面コメントは控える」としています。

吉田氏は9月、富山市で記者会見し「金銭を要求する発言をしたことは事実だが、資金の確認をし次のステップに進みたいという状況の中で『持ってこい』という表現をしており、自分が着服する意図は全くなかった」と説明し、離党や議員辞職はせず、異議申し立てを行う考えを示していました。

吉田氏は、衆議院比例代表北陸信越ブロック選出の当選2回で、富山維新の会の代表を務めています。