ラジオ体操 オーケストラバージョンで 東京都が音源作成

ラジオ体操を健康増進に役立ててもらおうと、東京都はオーケストラバージョンの音源を作成し、企業などに活用を呼びかけています。

都がオーケストラバージョンの音源を作成したのは「ラジオ体操第1」で、東京都交響楽団がバイオリンやフルート、クラリネットなどで重厚な音を奏でています。

都民の健康増進に役立ててもらおうと、東京オリンピック・パラリンピックの1周年を記念して作ったということで、5日は、東京 港区の電機メーカーで社員などがこの音源に合わせてラジオ体操を行いました。

会社は、新型コロナの影響で社員の運動不足が懸念されるとして、支社やリモートワークの社員をオンラインでつないで体操を行っていて、今後もこの音源で続けていくということです。

女性社員は「いつもよりも、のびのびと優雅に体を動かすことができた」と話していました。

都は、演奏している楽団の映像を「YouTube」で配信しています。

都生活文化スポーツ局の担当者は「スポーツになじみのない音楽好きの人にも体操に取り組んでもらいたいと作りました。配信もしているので、社員などの健康作りに活用してほしい」と話していました。