長野県の児童生徒の減少続く
小学校と中学校では過去最少

去年5月現在の長野県内の小中学校と高校に通う児童と生徒の数は、前の年に比べて3700人減り、小学校と中学校では過去最少を更新したことが文部科学省の調査でわかりました。

文部科学省は、児童・生徒や学校などの状況を把握するため、毎年「学校基本調査」を行っています。

それによりますと、去年5月現在、県内の小学生は10万1932人で前の年に比べて1734人の減少、中学生は5万5189人で318人の減少、全日制と定時制の高校生はあわせて5万2632人で1648人の減少となりました。

減少は小学生が39年連続、中学生が14年連続でいずれも過去最少を更新し、高校生は9年連続で、過去2番目の少なさとなりました。

一方で、学校の数は中学校は前の年から1校増えて196校になったものの、小学校は2校減って363校、高校も1校減って99校となりました。

長野県教育委員会は「少子化で集団での学びの場が減るなど学校運営にも課題が生じている。少子化を強みにした地域に根ざした魅力ある環境づくりに向け、市町村の取り組みを支援していきたい」としています。