仙台市の人口
政令市移行後初めて減少に

仙台市の人口は、去年1年間で500人余り減少しました。
30年余り前に政令指定都市になってから初めて減少に転じ、市は新型コロナウイルスの影響で転入する外国人が少なくなったとみています。

仙台市が住民基本台帳に基づいてまとめたところ、今月1日時点の仙台市の人口は109万6623人で、この1年間で567人減り、30年余り前の平成元年に政令指定都市に移行してから初めて減少に転じました。

仙台市は5年前の平成29年から死亡数が出生数を上回る「自然減」が続いていますが、市内に転入した人の数が転出した人より多い「社会増」が上回っていたため、全体としては増加が続いていました。

ところが、去年は「自然減」が2413人と、前の年のおよそ1.8倍になったのに対し、「社会増」が1846人と前の年の6割足らずにとどまり、全体として減少に転じました。

市は新型コロナの影響で外国人の転入が少なくなったことが原因の1つと分析しています。
郡市長は今月18日の会見で、「アフターコロナに向け、仙台で生活をしたい、仕事をしたいという人が増えるような、魅力あるまち作りが今後重要になる」と述べました。