Go Toトラベル 上限額
1人1泊1万円に引き下げ

観光需要の喚起策「Go Toトラベル」について、国土交通省は、再開に向けた見直し策をまとめました。中小のホテルや旅館にも利用が広がるよう、割り引きの上限額を引き下げることなどを盛り込み、再開時期は年明け以降を見込んでいます。

新型コロナの影響によって、去年12月から全国で事業を停止している「Go Toトラベル」について、国土交通省は新たな経済対策の内容を踏まえ、再開に向けた見直し策をまとめました。

この中では、中小のホテルや旅館にも利用が広がるよう、割り引きの上限額を引き下げることを盛り込んでいます。

具体的な上限額は、
▽宿泊の場合で、従来の1人1泊当たり1万4000円が、見直し後は1万円に、
▽日帰りの場合で、従来の1人当たり7000円が、見直し後は3000円になります。

また、利用が休日に集中するのを避けるため、土産物店などで使えるクーポン券の金額を、
▽平日は3000円、
▽休日は1000円にして、
差をつけるとしています。

一方「Go Toトラベル」の再開時期は「年末年始の感染状況などを改めて確認することを前提に準備を進める」とし、年明け以降を見込んでいます。

斉藤国土交通大臣は、記者団に対し「事業が停止している間、県内旅行の割り引き、いわゆる『県民割』を支援しているが、感染状況を踏まえつつ、段階的に拡大したい」と述べ、今後、県民割の対象に、隣の県などを追加していく方針を示しました。