国民審査の投票用紙を誤印刷
再印刷に1200万円 広島

広島県選挙管理委員会は今月31日に衆議院選挙とあわせて行われる最高裁判所裁判官の国民審査の投票用紙について、裁判官の名前を誤ったまま印刷して県内の市や町などに発送したと発表しました。
再印刷する投票用紙は236万枚余りで、およそ1200万円の費用がかかるということです。

県選挙管理委員会は、今月31日に衆議院選挙とあわせて行われる最高裁判所裁判官の国民審査の投票用紙について裁判官1人の名前のひと文字を誤ったまま印刷して県内の市や町などに発送していたと発表しました。

投票用紙はこれまで中央選挙管理会から届く通知をもとに作成していましたが、今回は衆議院議員の任期満了日が近づいていたことからホームページと新聞記事を参考にして作成していたということです。

投票用紙を受け取った福山市選挙管理委員会からの指摘で初めて誤りに気がついたということです。

県選挙管理委員会は、正しく記載した投票用紙を印刷し、発送し直すことにしています。

再印刷する投票用紙は236万枚余りで、およそ1200万円の費用がかかるということです。

県選挙管理委員会事務局の上平毅事務局長は、「あってはならない誤りで、関係者にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」と陳謝しました。