公明 太田議員 衆院選
捜索の責任取り立候補せず

公明党の太田昌孝衆議院議員は、金融機関からの融資を違法に仲介したとされる事件で、みずからの事務所が捜索を受けた責任を取りたいとして、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。

金融機関からの融資を違法に仲介したとされる事件で、東京地検特捜部は公明党の太田昌孝衆議院議員の元秘書らが関わっていた疑いがあるとして、8月上旬、太田氏の議員会館の事務所などを捜索しました。

これを受けて太田氏は30日午後にコメントを発表し「支持者の皆さんに多大な心配をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。秘書が行っていたことを認識できず、司直の手を煩わせてしまったことは、じくじたる思いであり、監督責任を痛感している」としています。

そして「党の公認を辞退し、今期をもって衆議院議員を勇退することを決断した」として、次の衆議院選挙には立候補しない考えを明らかにしました。

太田氏は比例代表、北陸信越ブロック選出の60歳。

長野県議会議員などを経て、前回、平成29年の衆議院選挙で初当選し、国会対策副委員長などを務めています。