路上などで暮らす人へ
住まいの相談専用窓口開設

路上やインターネットカフェなどで暮らす人のために、厚生労働省が住まいの相談に応じる専用窓口を開設しました。

厚生労働省が28日から開設したのは住まいの困りごと相談窓口、通称「すまこま。」です。

委託を受けたNPOの職員2人が、電話やメールで住まいに関する相談に無料で応じ、支援制度の紹介などを行います。

電話番号は「0120(050)593」で、時間は午前9時から午後6時まで、平日のほか、土曜日や祝日の一部も相談を受け付けます。

厚生労働省が、ことし3月に主な政令市や東京23区に住む人にインターネットで調査した結果、回答したおよそ4万人のうち5%の人が路上やインターネットカフェ、それにカプセルホテルや知人宅など、不安定な環境で暮らした経験があると答えたということです。

厚生労働省は「コロナ禍で失職して会社の寮を立ち退くよう迫られたり、病気や事故が重なったりして住まいを失う人もいる。早く支援を受けるほど状況が改善しやすくなるので、ためらわずに相談してほしい」と呼びかけています。