10月の完全失業率3.1%
3か月連続で3%台

ことし10月の全国の完全失業率は3.1%で、前の月と比べて0.1ポイント悪化し、3か月連続で3%台となりました。総務省は「新型コロナウイルスの影響で依然、厳しい状況が続いている」としています。

総務省によりますと、ことし10月の就業者数は6694万人で、前の年の同じ月と比べて93万人減り、7か月連続の減少となりました。

就業者のうち、パートや派遣社員、アルバイトなどの非正規労働者は2111万人で、前の年の同じ月から85万人減りました。

一方、完全失業者数は215万人で、前の年の同じ月と比べて51万人増え、9か月連続の増加となりました。

季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は3.1%で、前の月と比べて0.1ポイント悪化し、3か月連続で3%台となりました。

完全失業率が3.1%となったのは、2017年5月以来となります。

総務省は「就業者数は多くの業種で持ち直しの傾向が見られる一方で、完全失業者数の増加傾向は変わっておらず、新型コロナウイルスの影響で依然、厳しい状況が続いている」としています。