3次補正「20兆円超を」
自民 下村氏

政府が検討している追加の経済対策に向けて、自民党は、「Go Toトラベル」の延長などを求める提言を取りまとめ、下村政務調査会長は、今年度の第3次補正予算案は、20兆円を上回る規模が必要だという認識を示しました。

自民党は、政務調査会の幹部による会合で、政府が検討している追加の経済対策に反映させる施策の提言をまとめました。

提言では、「Go Toトラベル」や「Go Toイート」について、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた見直しを行いながら延長するよう求めています。

また、脱炭素社会の実現に向けて、リスクの高い研究開発に取り組む企業を財政支援するための基金を創設することなども盛り込んでいます。

下村政務調査会長は、記者団に対し、経済対策を盛り込んだ今年度の第3次補正予算案の規模について「失業などに対応できるよう20兆円は超えて準備する必要がある。7月から9月のGDP=国内総生産の需給ギャップが34兆円となったことを踏まえ、その程度まで上乗せしなければならないのではないか」と指摘しました。