芸術家支援で来年度
配信費用補助など方針

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けている芸術家を支援するため、文化庁は来年度、団体が公演の様子をオンラインで配信する費用を補助する方針です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オーケストラなどの団体は公演が中止や延期に追い込まれるなど厳しい経営を強いられています。

このため文化庁は来年度、オーケストラやバレエ、演劇などの団体が公演の様子をオンラインで配信する費用を補助する方針です。

また、音楽家を学校に派遣して演奏を披露する事業なども拡充して、活動を支えていきたいとしています。

一方、ホールや劇場などの施設に対しても、訪れる人の体温をチェックするシステムの導入や空気清浄機の設置など感染を防ぐ取り組みの費用を補助する方針です。

文化庁はこうした取り組みに必要な経費を来年度予算案の概算要求に盛り込んでいて、要求が認められるよう働きかけることにしています。