里城火災受け「防火対策
ガイドラインの改定を検討」

首里城の火災で焼失した建物が文化庁の「防火対策ガイドライン」の対象になっていなかったことを受けて、萩生田文部科学大臣は、復元された建物についても防火対策を講じる必要があるとして、ガイドラインの改定を検討する考えを示しました。

首里城の火災で焼失した建物は復元されたもので、国宝や重要文化財に指定されておらず、文化庁の「防火対策ガイドライン」の対象になっていませんでした。

これを受けて、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で「復元建造物は、文化財の保存や活用にとって、重要な施設と考えており、しっかり防火対策を講じていきたい」と述べました。

そのうえで萩生田大臣は「重要文化財の防火対策に関するガイドラインの改定を検討しており、現在、世界遺産の史跡に所在する復元建造物の防火設備の設置状況などを調査している」と述べました。