流新党に参加届け出の
国会議員は149人 経緯は

合流新党に参加を届け出た国会議員は、衆議院議員が106人、参議院議員が43人の合わせて149人です。

立憲民主党からは、所属する89人のうち、離党届を提出している参議院議員1人をのぞく88人が参加しました。

一方、国民民主党からの参加は所属する62人のうち、40人にとどまりました。

玉木代表や前原元外務大臣ら22人は理念や政策が異なるとして、参加を見送りました。

このうち、玉木氏ら半数程度は、別の新党結成を目指しています。

このほか、野田前総理大臣や岡田元副総理、中村喜四郎元建設大臣ら21人の無所属議員が参加します。

衆議院議員は106人で、2009年に、民主党が政権交代を果たした衆議院選挙直前の115人に迫る規模となっています。

合流までの経緯

立憲民主党と国民民主党の合流の動きが始まったのは去年12月にさかのぼります。

枝野代表が、安倍政権に対じするため、野党の大きなかたまりを作るべきだとして、玉木代表に呼びかけました。

枝野氏は、国民民主党をいわゆる「吸収合併」し、新党の名称も立憲民主党を引き継ぐことなどを提案しましたが、玉木氏は難色を示しました。

党首会談を重ねたものの折り合わず、協議は、ことし1月に暗礁に乗り上げました。

そして、7月以降。

新型コロナウイルス対策など、課題が山積するなか、早期の結集を実現したいとして立憲民主党が、いったん両党を解党し、新党の名称も投票で決めるよう提案し、国民民主党に譲歩しました。

両党の幹事長らが協議を続け、先月、両党は、無所属議員も加わる形で合流することで合意。

150人規模の野党第1党が結成されることになりました。

一方、国民民主党では、消費税や憲法をめぐる考え方の違いなどから、玉木代表ら22人が参加を見送りました。

このうち玉木氏ら半数程度は別の新党結成を目指しています。