野古工事 係争処理委が
沖縄県と農水省に意見聴取へ

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐり、農林水産大臣が沖縄県に出した指示に違法性があったかどうかを審査している国の第三者機関は、今月22日に開く次の会合で、沖縄県と農林水産省の双方から直接、意見を聞くことを決めました。

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐって、沖縄県は農林水産大臣が埋め立て予定海域のサンゴの移植を許可するよう指示したことは、違法な国の関与にあたるとして、国と地方の争いを調停する「国地方係争処理委員会」に審査を申し出ています。

委員会は8日、2回目の会合をオンラインで開き、沖縄県と農林水産省から提出された文書に基づいて議論を行いました。

そして、今月22日に開く次の会合で、沖縄県と農林水産省の双方にオンラインで出席を求め、直接意見を聞いたうえで質疑を行うことを決めました。

委員会は沖縄県の申し出から90日以内となる来月30日までに結論を出すことにしています。