野古移設計画 防衛省
「資料20項目でミス」報告

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐり、防衛省の専門家による技術検討会が開かれ、防衛省側はこれまでに示した資料に20の項目でミスがあったと報告しました。

アメリカ軍普天間基地の移設計画をめぐり、政府は埋め立て予定地にある軟弱地盤を改良するため、沖縄県に設計の変更を申請することにしています。

防衛省では1日、技術的な助言を専門家から聞く6回目の検討会が開かれ、防衛省側はこれまでに示した資料に、埋め立てで投入する土砂の量など20の項目でミスがあったと報告しました。

一方で、こうしたミスは大きなものではないと説明し、専門家からは「これまでの議論に影響はない」といった意見が出されたということです。

防衛省は、今月中に沖縄県に設計の変更を申請したい考えで、今後、必要な作業を進めることにしています。

ただ、沖縄県は移設阻止に向けて変更を認めない方針で、国と沖縄県の対立は今後も続くことが予想されます。