柿沢法務副大臣が辞表提出 江東区長陣営に有料広告提案で引責

東京・江東区の区長の陣営が選挙期間中に動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出していたとして東京地検特捜部から公職選挙法違反の疑いで捜索された事件をめぐり、柿沢法務副大臣は有料広告の利用を提案したことの責任をとりたいとして辞表を提出しました。

東京・江東区の木村弥生区長の陣営が、ことし4月に行われた区長選挙の期間中、動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出していたとして東京地検特捜部から公職選挙法違反の疑いで区役所の区長室などを捜索された事件で、地元選出の柿沢法務副大臣は、みずから木村区長側に有料広告の利用を提案していたということです。

柿沢副大臣は提案していたことの責任をとりたいとして辞表を提出しました。

小泉法務大臣は記者団に、「柿沢副大臣と電話で連絡をとった。違法だという認識はなかったものの、提案したことを深く反省しているとの話があった。私からは政治家としての説明責任をしっかり果たすよう指示した」と述べました。

柿沢氏は衆議院東京15区選出の当選5回で52歳。

東京都議会議員を経て平成21年の衆議院選挙で当時のみんなの党から立候補して初当選しました。
その後令和3年の衆議院選挙で当選したあと自民党に入党しました。
そして、ことし9月の内閣改造で法務副大臣に起用されました。