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ハレノワ いよいよグランドオープン 目指すは市民が集まる劇場

NHK岡山「もぎたて!」~ハレノワがオープン 新たな表現の場として期待~
  • 2023年09月01日

2023年9月1日にグランドオープンの岡山芸術創造劇場=ハレノワ。
まずはどんな施設なのかご紹介します。

ハレノワってどんな施設?

岡山芸術創造劇場=ハレノワ

ハレノワは「岡山市民会館」と「市民文化ホール」を統合した新たな芸術文化施設です。
延べ床面積は 1万9000平方メートル余り。地下2階・地上7階建て。
岡山市北区表町の再開発事業の一環として整備されました。

特徴は3つの劇場

大劇場は最大1700人余を収容可能

大劇場は3階席まである吹き抜け構造 オペラなどが鑑賞できる重厚感あるホール


 

中劇場は807席

中劇場は演劇などに使用 「音響反射板」により繊細な音色を客席に届けるそう。


 

小劇場  自由に空間を使える

小劇場は学生や市民がダンスや演奏など自由に活用できる空間

目指すのは「市民が集まる劇場」

そんなハレノワが目指すのは「市民が集まる劇場」。
この1年間、一般の市民を巻き込んでさまざまな取り組みを行ってきました。

2022年9月 劇場へ行こう!

オープン1年前に行われたのが ダンスイベント「劇場へ行こう!」でした。
一般から応募したダンサー21人がJR岡山駅をはじめ市内各所でパフォーマンス。
市民にハレノワをPRしました。

参加したダンサー

みんなが力を合わせて文化や芸術が定着する街になったらいいな


 

市内の事業所で働く障害や難病があるメンバーたちが案内役に

2022年10月には建設中のハレノワ見学ツアーも開催。
地元の子どもたちに劇場のことを知ってもらいました。

かつてのにぎわい取り戻せるか

岡山市北区表町3丁目を中心とする"千日前"と呼ばれるエリア

ハレノワができるのは ”千日前”と呼ばれるエリア。
かつては劇場や映画館が立ち並び、岡山の娯楽の中心地でした。
しかし近年、にぎわいは遠のいています。

昭和40年代の"千日前"
現在の"千日前"(上の写真と同じ場所を撮影)画面奥は建設中のハレノワ  

「ハレノワをきっかけに地域をつなげる場を作りたい」と
地元出身の女性たちが建設中のハレノワ近くで 期間限定のギャラリーを企画する動きも。

地元の子どもたちでにぎわう会場
南さん

この街に生まれて育った
交流の場を作りたい

着々と進めた準備

準備も着々と進みました。
職員たちも新たな事務所で業務を開始。
観客をスムーズに座席に案内できるようスタッフの研修会も開かれました。

PRにも力

ラッピング電車
一般向けの見学会

劇場の存在を多くの人に知ってもらうPRも。
ラッピング電車が市内を駆け巡り、一般向けの見学会も開かれました。

参加者は

素晴らしかった。 
芸術関係の中心点みたいになって発展していってくれたらうれしい


 

草加叔也
劇場長

われわれは舞台芸術を作っていくということを
ここで実践していこうと思っているので
これからもっともっと市民の人たちと一緒につくっていきたい」


 

岡山における新たな「表現の場」として期待

本当の意味で「市民に必要とされる劇場」になれるのか。
真価が問われるのはこれからです。

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