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岡山から出場目指す村岡桃佳選手パリパラリンピックまで1年

“二刀流”パラアスリート
  • 2023年08月28日

2024年に開かれるパリパラリンピックまで、8月28日で1年です。夏と冬のパラリンピックにあわせて4回出場している村岡桃佳選手は、練習拠点の岡山から出場を目指しています。
 (岡山放送局 山田俊輔 記者)

アルペンスキーと陸上“二刀流”に挑戦

北京パラリンピックでは金メダル3つ銀メダル1つを獲得

村岡選手は、アルペンスキーと陸上の“二刀流”で活躍し、アルペンスキーでは4つの金メダルを含む9つのメダルを獲得しています。

北京パラリンピックで笑顔の村岡選手
東京パラリンピック6位入賞

陸上では東京パラリンピックの女子100メートル車いすのクラスで6位入賞を果たしました。3年前から岡山市に住み、陸上の練習拠点を置いています。陸上では2大会連続となるパラリンピック出場を岡山から目指しています。 

世界選手権は結果が振るわず

世界選手権 800メートルは予選敗退

7月にフランスのパリで開かれた世界選手権では、車いすのクラスの100メートルと800メートルに出場。800メートルは予選敗退でしたが、得るものがあったと振り返ります。

(村岡 桃佳 選手)
スタートの直後に前に出た中国の選手についていき、エネルギーが切れてしまった。ただ、最初の1周は完全においていかれることなく走ることはできたし、400メートルのタイムで言えば、自己ベストの記録が出ていた

東京パラリンピックで6位に入賞した100メートルでは、決勝に進むも7位。この大会でパリパラリンピックの出場枠を獲得することはできませんでした。それでも結果を冷静に受け止め、次に生かそうとしています。

世界選手権 100メートルは7位

(村岡 桃佳 選手)
中盤から後半にかけてのスピードや加速の部分で、ほかの選手より劣っていることがより明確になった。自分のウイークポイントが洗い出されたが、ストロングポイントもより明確になったと思っている。いいところはこのままもっと伸ばして、悪いところは改善して取り組んでいくだけ。東京パラリンピックのときに勝っていた選手に負けるなど海外の選手と自分との成長スピードの差を実感した。焦りやもどかしい気持ちもあるが、残り1年でどれだけ上げていけるのか、自分を見つめ直して取り組んでいくしかない

残り1年 スタミナ切れの課題克服へ

バーベルを持ち上げる村岡選手

海外の選手に勝つためには、終盤でスタミナ切れする課題を克服しなければいけません。そのため、筋力強化に重点的に取り組み、徐々に負荷を強くしながらバーベルを上げたり、繰り返し懸垂をしたりして、みずからを追い込んでいます。さらに、筋力トレーニングをした直後に競技用の車いすをローラーに乗せて走り、疲れた状態でもフォームに乱れが出ていないか確認するなどしています。 

筋力トレーニング後に走り込み

(村岡 桃佳 選手)
ウエイトトレーニングや一番きつい中距離系のトレーニングをメインにやることで、レース後半の強化につなげていきたい。この半年間は、苦しいトレーニングを積んでベース作りをしていく期間になると思う

“もっと速くなりたい” 岡山からパリへ

 東京パラリンピックで6位に入賞し、一時は“やりきった”という気持ちもあったという村岡選手。それでも今は、陸上競技の楽しさを改めて感じ、再び、パラリンピックの舞台に立ちたいと強く思っています。 

(村岡 桃佳 選手)
“もっと走っていたい、陸上競技にもっと取り組みたい、もっと速くなりたい”という気持ちがあり、今もチャレンジを続けている。今シーズンは冬のスキーの活動はいったん休んで、陸上に専念する予定でいる。陸上漬けの1年がこれから始まる。練習自体はすごく苦しいが、いろいろな人たちと切磋琢磨しながら、楽しんでいきたい。パリパラリンピック出場を目指して、残り1年という期間になったが、全力で取り組みたい。今、私にとって、岡山が第二の故郷になりつつあるので、県民の皆さんには今後もぜひ、注目していただけるとうれしい

パリで初めて開催されるパラリンピックは2024年8月28日から9月8日までの12日間の日程で、22競技が行われる予定です。
岡山からパリへ。“二刀流”村岡選手の挑戦は続きます。

  • 山田俊輔

    岡山放送局 記者

    山田俊輔

    2017年入局 岡山県政やスポーツなどを担当

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