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【随時更新】熊本地震から8年 2024年4月14日 熊本の動き

  • 2024年04月14日

2024年4月14日、熊本地震の前震から8年。犠牲となった人を悼み、被害を見つめ直す一日です。復旧が進む熊本城、益城町…県内各地の祈りや動きの最新情報をお伝えします。

 

熊本市 6:00ごろ 夜明けを迎える熊本城

前震から8年目の14日。夜明けを迎える熊本城の様子です。熊本地震からの復旧工事が進められている
熊本城の前の広場では、散歩やランニングをする人の姿が見られました。

益城町 6:00ごろ 朝の様子

8年前、2度の震度7の揺れを観測した益城町では、ことし1月の能登半島地震を受け、改めて地震の被害を懸念する声も聞かれました。

益城町 9:00ごろ 献花台では

去年、復旧を終えた益城町役場。新たに併設された「震災記念公園」には献花台が設けられ、町長や住民が花を手向けて犠牲になった人たちを悼みました。

熊本城 9:00ごろ 宇土櫓が一般公開

熊本城にある国の重要文化財で、「第3の天守」とも呼ばれる宇土櫓は、熊本地震で大きく損傷しました。現在、全体を素屋根で覆い、一度解体した上で復旧させる工事が行われています。

これまで素屋根の内部には、関係者しか立ち入ることができませんでしたが、復旧工事の過程を知ってもらおうと、きょう一般公開されました。

熊本市 10:00ごろ 追悼式

熊本市にある県庁の防災センターでは、県主催の追悼式が行われました。
遺族など約30人が参列して全員で黙とうし、「祈念碑」に花が手向けられました。

熊本市 10:00ごろ 防災知識を学ぶイベント

熊本市中心部の公園では、熊本地震の記憶と教訓を次世代に引き継ごうと、防災の知識を学ぶ催しが
開かれました。

地震の直後に身を守る行動を覚えてもらうための「シェイクアウト訓練」が行われたほか、火災の煙を再現したテントも設けられ、家族連れが煙から逃れる方法を体験していました。

熊本市 11:30ごろ 娘亡くした母親が花壇へ

重い心臓病のため、熊本市の熊本市民病院で治療を受けていた宮﨑花梨ちゃん(4)は、一連の熊本地震のあと、建物が倒壊するおそれがあるとして転院を余儀なくされ、その後亡くなりました。

母親のさくらさんは、地震後に建て替えられた熊本市民病院の一角にある花壇で、東日本大震災で亡くなった6歳の女の子の遺族から譲り受けたフランスギクの種を育てていて、きょうこの花壇を訪れました。

益城町 13:30ごろ 自宅跡地で娘に祈り

益城町馬水の宮守陽子さん(当時55)は、最初の震度7の揺れで自宅が倒壊し、亡くなりました。

きょう、宮守さんの両親、林田末吉さん(93)とヨシコさん(90)が、今はさら地になっている自宅の跡地を訪れ、手作りの祭壇に手を合わせて、静かに祈りをささげました。

益城町 13:30ごろ 拡幅した県道の開通式

益城町の中心部を通る県道熊本高森線では、古閑交差点から惣領交差点までの620メートルの区間で、4車線化の工事が完了し、きょう開通式が行われました。

熊本地震では、倒壊した家がふさぐなどして通行できなくなったことから、約3.8キロの区間で4車線化の拡幅工事が進められています。きょうの開通で、あわせて1.6キロの区間で工事が完了し、県は2年後の令和8年3月末に、すべての工事を終えることを目指しています。

4車線になった県道熊本高森線の区間

熊本市 19時すぎ 熊本城がライトアップ

一連の熊本地震で、熊本城は、やぐらや塀が壊れたり石垣が崩れたりして、大きな被害を受けました。
完全復旧は28年後、2052年度の予定です。

地震の記憶の風化を防ごうと、14日と15日は、日没から日の出まで熊本城の天守閣が白くライトアップされます。

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