(肺がん予防)禁煙だけじゃない!食品でも予防できる

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肺がんの「1次予防」と「2次予防」

肺がんの予防

肺がんの予防には、肺がんにならないように努める「1次予防」と、定期的に検診を受けて早期に発見する「2次予防」があります。

1次予防

禁煙

肺がんの予防で最も大切なのは禁煙です。禁煙をしてから10年たつと、肺がんのリスクが喫煙者と比べて約半分になります。
また、禁煙は、脳卒中・心筋梗塞・高血圧・動脈硬化などの予防にもつながります。

PM2.5を大量に吸い込まない

PM2.5を大量に吸い込まないことも大切です。濃度の高い場所では、市販のマスクを使って、大量に吸い込まないようにすることが大切です。また、外出後は顔や手、衣服についたPM2.5を吸い込んでしまうのを防ぐため、うがい・手洗いのほか、衣服を着替えるようにしましょう。

PM2.5の拡散予想

2次予防

2次予防は、胸部X線検査、喀痰(かくたん)細胞診、CT検査が代表的なものです。40歳を超えたら、年に1回は胸部X線検査を受け、さらに50歳以上で喫煙習慣のある人は、喀痰細胞診を受けることが大切です。

CT検査

CT検査には、被ばく量の少ない「低線量CT」があります。「低線量CT」は、通常のCTと比べて画像が鮮明ではないものの、10分の1の線量で検査することができるうえ、影の薄い超早期がんを見つけることもできます。

「イソフラボン」と「ビタミンC」で肺がん予防!

食品に含まれる「イソフラボン」や「ビタミンC」は、肺がんを予防する効果があると考えられています。

イソフラボンで予防

国立がん研究センターの調査によると、たばこを吸わない男性の場合、イソフラボン摂取量が多いほど肺がんの発症リスクが低くなることが判明しています。

大豆を多く含む食品

イソフラボンの多い大豆食品には、豆腐や納豆のほか、大豆の煮豆、湯葉、豆乳、おからなどがあります。

ビタミンCで予防

たばこを吸うと、体内に活性酸素が発生し、その処理をするためにビタミンCが大量に消費されます。ビタミンCが消費されてしまうと、活性酸素が増え続けます。活性酸素は体を老化させてしまいますので、がんなどの病気にもなりやすくなります。従って、ビタミンCを摂取すると、がんが発症しにくくなるといえます。

ビタミンCを多く含む食品

ビタミンCは、緑黄色野菜、レモン、アセロラ、赤ピーマン、パセリ、モロヘイヤ、ブロッコリー、いちご、キウイなどに多く含まれています。

ただし、とり過ぎには注意が必要です。実は、緑黄食野菜に多く含まれる「β-カロテン」は、多く摂取すると肺がんのリスクを高めてしまう可能性があるという研究報告もあります。また、ビタミンCだけを大量摂取しても、余分なものは排泄(はいせつ)されてしまうこともわかっています。バランスよく摂取しましょう。

詳しい内容は、きょうの健康テキスト 2018年9月号に詳しく掲載されています。

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