正しくマスクをつけること、正しく手洗いすることは、インフルエンザ予防はもちろん、新型コロナウイルスの予防にも重要です。
正しい手洗いの方法を画像でわかりやすく解説します。
飛沫感染とマスク
インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスに感染した人がせきやくしゃみをすると、ウイルスを含んだしぶきが飛び散ります。これを健康な人が鼻や口から吸い込み、ウイルスに感染してしまうことを、「飛沫感染」といいます。インフルエンザウイルスの感染は、主にこの「飛沫感染」によって起こるといわれており、これを防ぐためには、人ごみをなるべく避けることと、「正しくマスクを着用すること」が大切です。
正しいマスクのつけ方
マスクは、ただ口と鼻を覆えば良いのではありません。「顔にぴったりすき間なく装着する」ようにしないと効果を発揮できません。「鼻」「ほほ」「あご」にすき間ができないように、しっかり顔に密着させることがポイントです。
まず、マスクをつける前に、マスクの針金を鼻の形に合わせて山折り・谷折りにすることで、鼻の部分のすき間をなくすことができます。また、あごをしっかり覆うことも大切です。
自分の顔に合わないマスク、大きすぎるマスクは、すき間ができやすくなりますので、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことも大切です。
使用したマスクの外側には、ウイルスや汚れが付着しやすいといわれています。そのため、使用したマスクを外すときは、外側を閉じこむようにたたみましょう。
正しい手洗いの方法
マスクと同様に、「手洗い」も有効なインフルエンザ予防方法です。流水と石鹸による手洗いは、手についたウイルスを物理的に洗い流す効果があります。そのほかに、アルコール手指消毒剤による消毒も、インフルエンザウイルスに対しては有効です。
手を洗うときは、石鹸をよく泡立てて、
① 手のひら・手の甲

② 指と指の間

③ 指先

④ 親指の周り

⑤ 手首

をしっかりと洗いましょう。最後は流水でよく洗い流し、ペーパータオルや清潔なタオルでしっかりと水気を拭き取ります。

