ページの本文へ

静岡WEB特集

  1. NHK静岡
  2. 静岡WEB特集
  3. NHK静岡 藤枝の新名物 かき氷を巡る旅!【しず♡LOVE】

NHK静岡 藤枝の新名物 かき氷を巡る旅!【しず♡LOVE】

村田優歌キャスターが藤枝市瀬戸谷地区で「せとやのかき氷」を堪能!
  • 2023年07月31日

NHK静岡で放送している 「たっぷり静岡」のコーナー『しず♡LOVE』。 
アナウンサーやキャスターが静岡県内35ある市や町の魅力を体当たりで取材します。
 
今回私が向かったのは、藤枝市。山あいの瀬戸谷地区では、夏の今の時期だけ!
地区の特産などを使ったオリジナルのかき氷を味わうことができるんです。
ことしは、かき氷を提供している4つの施設を巡るスタンプラリーも企画。
かき氷を味わいながら、瀬戸谷地区の魅力を体感してきました!

取材 静岡局 村田優歌キャスター
記事の最後には、動画も掲載しています

藤枝市 瀬戸谷地区の新名物!「せとやのかき氷」

訪れたのは、藤枝駅から車で20分ほどの瀬戸谷地区。
藤枝茶の産地のひとつとしても知られる、緑豊かな山あいの地域です。
 

この地区で今、新たな名物として注目を集めているのが、かき氷!かき氷で地区を盛り上げようと、地区内の4つの施設でかき氷を提供しているんです。

せとやのかき氷4種類!

今では毎年かき氷を食べに地区を訪れる常連さんや、県外からのお客も増えているそうです。

とはいえ、なぜかき氷で町おこしを始めたのか?瀬戸谷活性化協議会の小田稔彦会長に聞きました。

小田会長

かつて瀬戸谷には、集落ごとに駄菓子屋さんがありました。そこで、子ども向けにかき氷やコロッケも販売していた。地区にとって、かき氷は昔から身近だったんです。
さらに瀬戸谷地区は、お茶だけでなくブルーベリー、イチゴ、リンゴといった果物も特産。かき氷なら地区の特産をいかせる!と考えました。

2016年から始めたかき氷での町おこし。ことし5月には、藤枝を代表する地場産品を年に3つだけ認定する藤枝セレクション「せとやのかき氷」として認定されるなど、一層の盛り上がりを見せています!

地区を巡る「せとやのかき氷スタンプラリー」を体験!

それを多くの人に楽しんでもらおうと始まったのが、地区内のかき氷を巡るスタンプラリー。4つの施設でかき氷を食べてスタンプを集めると、先着で景品がもらえる仕組みです!

スタンプラリーを企画したのは、地域おこし協力隊の横溝恵さんです。

横溝さん

瀬戸谷には面白いアクティビティがある施設やおいしい物がたくさんあります。かき氷をきっかけに地区を回って魅力を知ってほしいと思い、スタンプラリーを企画しました!

スタンプラリーの台紙を受け取って、いざ出発!

私も挑戦します!

1:藤枝産の抹茶をたっぷり使ったかき氷!

まず向かったのは、芝生の上を滑るグラススキーが1年中楽しめるアウトドア施設。

ここで食べられるかき氷は、藤枝産の抹茶を使ったシロップがたっぷりかかっています!

抹茶の香りと味をぜいたくに楽しめます!

練乳とあずきをかけたらできあがり。 
かき氷の緑色の傾斜…実は、グラススキーで使う芝生のゲレンデをイメージしているんです。
その名も「夏ゲレンデ」

練乳とあずきはゲレンデを滑り降りる様子を表現しています!

ちなみに、芝が冬枯れになったゲレンデをイメージした「冬ゲレンデ」もあるんです!きな粉やアーモンド、甘~いミルク、白玉がのっています。「夏ゲレンデ」とは違った味わいを楽しめます。こちらもおいしそう…!
 

きなこがかかった冬ゲレンデ
桑原さん

たくさん遊んで、その後にかき氷を食べるとよりいっそうおいしくなると思うので、家族みんなで食と遊びと両方楽しんでほしいです!

2:陶芸体験施設で!? ”SNS映え”するかき氷!

続いて向かったのは、藤枝市陶芸センター。電動ろくろなどを使って気軽に陶芸体験ができる施設です。

陶芸センターでかき氷!?

ここのかき氷は、何といっても“SNS映えする”と話題なんです。それがこちら。植木鉢の器に入った「大地」です!

スプーンもスコップ!

チョコレートソースとココアパウダー、チョコチップまで!てっぺんに添えたミントで、芽吹いた葉っぱを表現しています。

練乳もついてくるので お好みで”味変”も楽しめちゃいます!

陶芸センターのかき氷はこれだけじゃありません!スタッフおまかせのかき氷もかわいい・面白いと人気なんです。中でも、去年SNSで“バズった”のがこちら!

小学生の男の子が作った陶芸作品がモデルになったとか

カツオの頭です!なんともシュールなお顔がかわいい!ブルーハワイとイチゴのシロップで色みを表現しています。陶芸でいろいろな作品を作るスタッフの皆さんだからこそ、あふれ出す想像力で素敵なかき氷を作れるのかもしれません!

さらに、ことしの新作も見せてもらいました!
それがこちら。ペンギンです!

植木鉢の上にちょこんと座るペンギン…かわいい!

輪切りにしたアイスクリームや、バナナをかたどったチョコレートを使ってペンギンを表現。新作もかなり人気が出そうですね!スタッフおまかせのかき氷は、どんなものが出てくるかわからないワクワク感を楽しめます。

丹羽さん

「わーすごい!」「かわいい!」っていうお客さんの反応がとても嬉しいです!陶芸をした後に、ぜひかき氷で涼んでください!

3:瀬戸谷産の果物を使用 ちょっと珍しいかき氷!

3つめの施設は、地区の交流センターの隣にあるレストラン。

ここのかき氷には、瀬戸谷地区特産の“ある果物”が使われています。その果物とは…いちじく! 瀬戸谷産の完熟いちじくをふんだんに使ったかき氷です。

中にはソフトクリームも入っています!

水を使わず砂糖だけで煮たいちじくのコンポートがかき氷のてっぺんと、中にも。シロップもすべて手作りです!

いちじくのまろやかな甘みと酸味を、コンポートとシロップでぜいたくに味わえる一品でした!

伊久美さん

いちじくのかき氷は珍しいと販売を待つ方や、「やっと始まったんだ!」と来てくれるお客さんもたくさんいます。建物の周りは自然豊かなので、景色を見ながらかき氷を食べて楽しんでもらいたいです。

4:温泉で温まった後に食べる“生シロップ”のかき氷!

最後に訪れたのは温泉施設です。

瀬戸谷の自然に触れながら天然温泉が楽しめると、市外からのお客も!

4種類のかき氷がある中で、一番人気はイチゴ味

THEかき氷!な見た目にテンションが上がります

王道のイチゴのかき氷ですが、一味違うのがシロップなんです。

とろ~り濃厚なシロップ!

果物の食感が残る“生シロップ”です。濃厚なイチゴの味わいに、種のプチプチ感もあっておいしかったです!

太田さん

温泉をたっぷり堪能してから、湯上がりのほてった体にかき氷を食べて、ひんやり涼しく帰ってほしいです!

スタンプラリーを終えて…

2日かけて4つのスタンプを集め、いざ景品交換へ!
4つ目に訪ねた温泉施設が交換場所です。

スタンプコンプリート!

受付の方に台紙を渡すと、4枚のチケットが出てきました。

かき氷を食べながら巡った施設で使える体験チケットや、これまた名物のコロッケと交換できるチケットなどから選ぶことができます。(※景品は先着順なのでご注意ください!)

私が選んだのは…せとやコロッケ5個無料券!特産のシイタケを使った人気のコロッケです。チケットを手にレストランに向かい…、

揚げたてコロッケ5個と交換してもらいました!かき氷を食べてひんやりしたところにアツアツのコロッケ…これはやみつきになります。

バラエティ豊かなせとやのかき氷と瀬戸谷の魅力を堪能した2日間でした!皆さんもこの夏は、藤枝でかき氷三昧の旅はいかがですか?


※放送の全編動画はこちら!

  • 村田優歌

    静岡放送局キャスター

    村田優歌

    富士市に祖父母が住み、中・高と裾野市で過ごしました!静岡は第二のふるさとです。県内くまなく歩きまわります!

ページトップに戻る