立民 岡田幹事長「候補者調整は一つの知恵」国民 玉木代表は否定的

衆議院 千葉5区の補欠選挙で、野党5党がそれぞれ候補を擁立し、自民党が勝利したことについて、立憲民主党の岡田幹事長は「大反省すべきだ」としたうえで、次の衆議院選挙で国民民主党とは協力や候補者調整をしたいという考えを示しました。

4月23日の衆議院千葉5区の補欠選挙では、野党5党がそれぞれ候補を擁立し、自民党が勝利しました。

これについて、立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「自民党の候補者が3割の得票率しかないのに当選した。自民党のスキャンダルがあった選挙区で、有権者の期待に応えられなかったことは大反省すべきだ」と述べました。

そのうえで、次の衆議院選挙について「お互いに、働く人たちを一つの大きな基盤とする国民民主党とは協力や調整ができるはずだ。候補者調整は一つの知恵としてある」と述べました。

ただ、国民民主党の玉木代表は、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないとして候補者調整に否定的な考えを示しており、野党間の調整は容易ではないとみられます。

国民 玉木代表“立民 基本政策で一致せず”候補者調整に否定的

国民民主党の玉木代表は記者会見で「憲法、安全保障、エネルギー政策という国家の基本に関わる政策で一致しない政党と選挙協力はしない。いくら選挙の調整をしても票は増えない。政策を置き去りにして選挙のために候補者を一本化することは野合と見られる」と述べました。

そのうえで、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないという認識を示しました。

一方、今回の統一地方選挙で躍進した日本維新の会については「憲法と安全保障、エネルギー政策では、われわれに最も近い政党だ。立憲民主党よりも近い」と述べました。