「核ごみ」処分場調査「地質
図などで特性確認できる」

いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、調査への応募の動きがある北海道の神恵内村の大半が火山などが近くにあるため、調査対象として好ましくない特性があるとされていることについて梶山経済産業大臣は、「文献調査を実施すれば実際の特性を確認できる」と述べ、応募の意義を強調しました。

原子力発電所の使用済み核燃料から出る「高レベル放射性廃棄物」の最終処分場の選定をめぐっては、北海道の寿都町と神恵内村で、第1段階となる「文献調査」への応募の動きが出ています。

このうち、神恵内村の大半は、国が調査対象になる可能性がある地域を示した全国地図、「科学的特性マップ」で火山などが近くにあるとして調査対象として好ましくない特性があるとされています。

これについて梶山大臣は、「好ましい特性があると見込まれる地域が一部、存在している。文献調査を実施すれば、地質図などの文献データをより詳しく調査・分析し、実際の特性を確認できる」と述べ、応募の意義を強調しました。