官房長官に立候補求める
動き相次ぐ 自民党総裁選

自民党内では31日、菅官房長官に対し、総裁選挙への立候補を求める動きが相次ぎました。

このうち菅氏と同じ平成8年の衆議院選挙で初当選した、麻生派の佐藤元総務大臣や岸田派の竹本IT担当大臣、二階派の吉川前農林水産大臣らは31日午後、菅氏に立候補を要請しました。

吉川氏は記者団に対し、「新型コロナウイルス対策などをしっかりできるのは菅氏ただ1人だ。強い要請をしっかりと受け止めてもらった」と述べました。

また、菅氏に近い無派閥の若手議員グループも立候補を要請しました。坂井学衆議院議員は「立候補を前向きに検討したいと応じていただいた。無派閥で世襲議員でもない、私たちの活動を応援してくれていたことへの恩返しがしたいと伝えた」と述べました。

一方、菅氏は安倍総理大臣の出身派閥で、党内最大の細田派の会長を務める細田元幹事長と会談したほか、竹下派に影響力を持つ青木幹雄元官房長官の事務所を訪れました。