官房長官 立候補検討
日程など固まった後に表明か

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙について、菅官房長官は、立候補を検討していて、総裁選挙の日程などが固まった段階で最終的に判断し、正式に表明するものとみられます。

自民党総裁選挙は、来月1日、方法や日程などが決まる見通しで、党員投票を省略して来月13日から15日を軸に両院議員総会を開いて行う方向で調整が進められています。

菅官房長官は、総裁選挙への立候補を検討していて、総裁選挙の日程などが固まった段階で最終的に判断し、正式に表明するものとみられます。

菅官房長官は、31日の記者会見で、記者団から、総裁選挙への立候補の意思について問われ、「この記者会見は、政府としての見解を説明する場であり、私自身の件も含めて自民党総裁選挙についてはコメントは差し控えたい」と述べるにとどめました。

一方、菅官房長官は、安倍総理大臣の辞任について、「政権発足以来、官房長官としてお仕えした私としては、大変残念に思っている」と述べました。

そのうえで、総理大臣と官房長官の関係について、「緊密に連携しなければ、政権運営は立ちゆかなくなる。私自身、1日2回ほど会い、日々の課題などを申し上げたり指示をいただいたりして、そうしたことを心がけて、この7年8か月行ってきた」と述べました。

そのうえで、「新しい内閣が発足するまでの間現政権としては、新型コロナウイルスへの対策に万全を尽くして国民の命と健康を守ることに全力で取り組まなければならない」と述べました。