裁選 “党員投票省略の
方向で調整” 二階幹事長

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙について、自民党の二階幹事長は、政治空白が生まれてはならないとして、両院議員総会で行い、党員投票は省略する方向で調整する考えを示しました。

自民党総裁選挙は、来月1日、方法や日程などが決まる見通しで、党員投票を省略して来月13日から15日を軸に両院議員総会を開いて行う方向で調整が進められている一方、党員投票の実施を求める意見が出ています。

自民党の二階幹事長は、国会内で記者団に「われわれとしても、当然党員投票を実施したいと思うが政治の空白をもたらしてはならないという多くの国民の要望があるので、それを受けて、政治判断をしていきたい」と述べました。

そのうえで「両院議員総会には地方の代表も参加するので、党員の意見は承ったということにするし、各県連の支部で出た意見はいろんな形で本部にあがってくる」と述べ、党員投票は省略する方向で調整する考えを示しました。

一方、二階氏は、29日夜に菅官房長官と会談したことを認めたうえで「お互いにこういう事態で、しっかり頑張ろうということだ」と述べました。