立大2次試験 特例で
追試験設定を 国立大学協会

新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて全国の国立大学が加盟する国立大学協会は、各大学が行う2次試験でも、特例措置として追試験を設けるよう求めることを決めました。

今年度の大学入試は、新型コロナウイルスによる長期間の休校などを考慮して、文部科学省などが大学入学共通テストの受験機会を増やすなどの対応が取られます。

こうした中、全国の国立大学が加盟する国立大学協会が、今年度の入試の実施要領を各大学に通知しました。

要領では、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた特例措置として、2次試験が終わった3月22日に追試験の日程を設けるよう、各大学に求めています。

対象となるのは、新型コロナウイルスに感染し、治癒しなかったり、保健所などから濃厚接触者と認められたりした受験生です。

さらに、試験当日に発熱やせきの症状があり、37度5分以上の熱がある場合も、追試験を認めるよう求めています。

一方で、試験を前期日程と後期日程に分けて実施する方式や、5教科7科目の試験科目は例年どおりとされ、出題範囲についても各大学の判断に委ねるとしています。