衛省・自衛隊 合同の
訓練当面見合わせ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、防衛省・自衛隊は、複数の駐屯地や基地から部隊が集まって行う訓練を当面、見合わせることになりました。

この措置は、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の対象地域が全国に拡大されたことを受けたものです。

具体的には、複数の駐屯地や基地から部隊が集まったり、一つの駐屯地や基地内でも半数以上の隊員が参加する訓練については、原則として、当面、実施を見合わせるとしています。

一方で、即応性を維持するために、ほかの部隊と接触しない形で訓練を行うことは認めていて、その場合、マスクを着用するとともに、車両で移動する際は車内が密閉環境とならないよう、窓を開けるなどの対応を求めています。

河野防衛大臣は、記者会見で「合同でやるような訓練は、駐屯地から駐屯地に感染を広げるリスクがあるので、中止あるいは延期させている」と述べました。