療物資増産を要請
安倍首相

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、安倍総理大臣は、15日に続いて医療物資などの生産を手がける企業の幹部らとテレビ会議を行い、医療従事者を守るため、思い切った増産に取り組んでほしいと要請しました。

新型コロナウイルスの感染拡大で各地の医療現場で高性能マスクなどの不足が深刻化していることを受けて、安倍総理大臣は、15日に続いて、医療物資などの生産を手がける企業や新たに生産を検討している企業の幹部とテレビ会議で意見を交わしました。

この中で、企業側は「サラヤ」が、来月、消毒液の生産量を通常の6倍程度に増やす計画を説明したほか、「ANAホールディングス」は空港職員らが医療用ガウンの縫製業務の支援にあたる方針を示しました。

これを受けて、安倍総理大臣は「原材料の確保の支援など、今後もあらゆる手を尽くす。今この瞬間も奮闘している医療現場や医療従事者を何としても守るために、皆さんとともに、全力を尽くすことを約束する」と述べ、思い切った増産に取り組んでほしいと要請しました。